A.山歩き/2.山紀行/・・達磨山・金冠山
達磨山・金冠山

ーー海上越しに浮かぶ富士山展望の山ーー


海上越しに浮かぶ富士山を見るために達磨山と金冠山に登る。 7時ごろ自宅をでて、熱海函南線、伊豆中央道を通って修善寺ICで降りて、虹の郷 、戸田峠方面に行く。修善寺の温泉街、修善寺梅林、虹の郷を過ぎてどんどん登って いく。峠のある稜線が見え出すと左手にだるま山高原キャンプ場の管理棟があり、 その前の駐車場に駐車する。
管理棟に行って沢沿いに戸田峠までの行き方を聞く。そうしたところ、駐車する 際は一言断ってくださいと言われた。冬場はこのキャンプ場は閉鎖されることもあ るかと思うので、もう少し先の右手にあるだるま山高原レストハウスの駐車場に 駐車する方がよいように思う。
駐車場をでて一般道を少し登ると左側にハイキングコースの道標があった。 この入口は最近整備されたばかりで真新しい。道は一般道と平行に行くが、 やがて左下に降りてゆく。冬枯れの雑木林の道である。しばらく道なりに降りてゆく と、林道を横断して沢沿いの道を登るようになる。
沢を左に見ながらモミジやコナラの林の中を登る。そのうちツバキの花も見えてく る。道は対岸の右岸(上流から見て右側)に渡り、杉林の中を行くが、すぐ左岸に 戻り、冬枯れの木々の中を登って行く。
やがて、もう一度右岸に渡り、杉林を登って左岸に戻ると、アセビ、ドウタン の多い道を登っていくようになる。
右手に一般道が見えてくると、真っ赤な花を付けたツバキの並木が続き、 アセビの大木も混じるようになる。
上を見ると空が広がり、峠が近いことを知らせてくれる。そのうち一般道に飛 び出した。 そこは戸田峠のバス停で、丁度10名位の登山客がバスから降りてきて、広場で準備 体操を始めた。その横を通って階段を上ると広い伊豆山稜線歩道にでた。
右手にはアンテナのある金冠山が見え、正面には戸田港が輝いて見える。先ず 達磨山に行くことにして左へ向う。
アセビのトンネルの道を過ぎ、階段の道を登りきると小達磨山に着いた。 標高790mである。ここから階段の下りとなって、行く手を望むと、西伊豆 スカイラインの上に達磨山が高くそびえている。
下りきると右側が崖となり、眼下に戸田港が見える。そこから、少し登り返し 下ると、登山道がスカイラインを横断し達磨山に真直ぐ登っているのが見える。
スカイラインに着くと、道は少し、右に登り、それから達磨山に登っていく。 道はコンクリートで固く、しかも勾配もあり、結構きつい道であった。
ようやく頂上に着くと、男性1人が写真を写していた。待望の富士山は 雲って見えない。写真を写してもらって休んでいると、反対側から団体ツアー客が 登ってくる。これでは頂上は満員となりそうだと思い下ることにした。
足の調子が悪く、もたもたしながら下っていたら、添乗員の若い男性が追い越 していった。そして、スカイラインのあたりで人数チエックを行っていた。 40名の団体さんで、料金は6500円とのことであった。
ようやく戸田峠に戻って右手の舗装道路を登っていくと十字路に出た。 右手は防火帯の富士見コースの道で、左は金冠山への道である。左に急な道をあえ ぎあえぎ登るとアンテナのあるところになったが、道はさらに上に続いていた。
頂上に着くと、我々を追い越した団体さんの先行グループ4,5人が同じ弁当を 広げていた。我々も昼食とする。北の方を見ると、富士山は雲で見えないが、眼下に は発端丈山とその周辺の島が見える。一休み後富士見コースを下る。
富士見コースは防火帯の芝生の広い道で気持ちがよい。アセビの巨木も見られ、 ツツジの木も多い、春先の花の咲くころは良さそうなところである。
団体さんが同じように下りてくる。その人たちと話しながら歩いているうちに いつのまにか「だるま山レストハウス」に着いた。ここからの富士山の眺めもすば らしいとのことなので覗いてみたが、雲の中であった。そこから5分ほどでキャン プ場の駐車場に着いた。
帰りは「虹の郷」に寄ってみた。入場料は1200円/人であった。季節外れで あったので、イマイチであったが、なかなか自然が豊でシヤクナゲ、ショウブ等の咲 く春は良さそうである。(2000-1-2歩く)



(コースタイム)
自宅7:07−キャンプ場(P)9:00〜15−
戸田峠10:05−達磨山 11:05〜45−
金冠山12:30〜13:00−
レストハウス13:30

(地図)
・昭文社 山と高原地図 伊豆
・略図 左図

[山紀行]