A.山歩き/2.山紀行/城山
城山

ーー幕山梅林を起点とした周回ハイキングを試みたーー


折角、幕山の梅林が整備されたが、そこを基点とする周回のハイキングコ ースは、近くに城山があるのに、残念ながら、幕山、南郷山に限られている。
1/25000地形図を見ると、新幹線の近くまで新崎川沿いに戻ると、右の尾根を廻り こみ城山の方に上っている道がある。その道は湯河原の駅から城山に上っている城堀林道 と標高320m付近で合さっている。この道を行って城山、しとどの窟、幕山梅林と 周回することを試みた。
実際歩いてみると最後の詰めのあたりの”X” 付近で道が不明瞭になっていたが、左の尾根を目指して登ると行けることが分った。 しかし、一般向きでない。

幕山梅林の駐車場から新幹線近くまで新崎川沿いに戻ると、右の尾根がだんだん 低くなり、尾根の端あたりに右斜めに入る道があり、そこを入ると、やがて左から 来ている道と合さり、そこを右折する。その道を左にミカン畑と海をながめながら 登って行く。
左側の見晴らしが山で効かなくなると左へ分れる道が2箇所でて来る。その角付 近には、一つ目は佐々木土木建設、次は建材置場がある。いずれも右に登って行く。 しばらく登ると左に分ける道がでてくる。いずれもメインの道みたいで迷うところ である。角には電柱があり、その傍に柿の苗木が植えてありあり、それを支える竹の 支柱には赤いテープが巻きつけられている。ここは右側の道を登っていく。
結構登りがきつくなり、右側に尾根が迫ってくるようになる。しばらく行くと 右側の斜面がミカン畑となり、やや開けてくる。
真っ直ぐ道の先きを見ると、 石垣が見える。たどり着くと石垣に突き当たり、道はT字になっている。ここは標高 213mの略図のA地点である。
ここを右に行き直ぐ左に曲がって登っていく。少し行くと右の尾根に上がって いく道を分けるが、真っ直ぐ登っていく。間もなく、舗装の道路は消え、ミカン畑の 農道となり、さらに行くと杉林に突き当たる。
これを杉林の中に少し入り、左の尾根の方に行くと、左の尾根に上がっている 踏み跡があり、それをトレースして尾根に上がると、直ぐ目の前が城堀林道である。
林道に降り立ち、林道にそって登ってゆくとピクニックグランドを経て城山に 至る。城山からの眺望は幕山とまた違って、伊豆半島がいちだんと近づき、また、 すぐ下が海という感じで、広々とした海を感じる眺めである。
城山で一休みして、尾根道をしとどの窟バス停に向う。下りと思ったが結構な 登りで、石畳の道を一汗かいて到着する。
白銀林道の方にトンネルをくぐると 弘法大師の像の建つ広場である。そこから眺める幕山はこんもりしており、お椀を 伏せたようで、火山活動によって出来た溶岩円頂丘の山であることが良く分る。 右に沢近くまで下るとしとどの窟があり、そこに寄ってから幕山へ向う。それからは 谷筋に沿って、しばらく比較的平坦な道を行く。やがて幕山が谷間からみえる ようになると一ノ瀬で、駐車場までは直ぐである。(1999-1-4歩く)

(コースタイム)
梅林8:17−新幹線手前右折点8:44−A地点(石垣)9:10〜43 (左に行き戻るロスタイム30分あり)−林道10:06−ピクニックグランド
10:45−城山10:55〜11:10−しとどの窟バス停11:40〜12:00 −幕山梅林13:20

(地図)
・1/25000地形図 箱根 熱海
・左図;城山”X”周辺略図

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