西丹沢 大滝沢を歩く(2019-04-17)
里の桜もすっかり葉桜になったので、丹沢の山桜を見に行くことにした。
今までは札掛、塩水橋、松茸山など東丹沢が多かったが、今回は西丹沢に行くことにした。
丹沢というと沢である。小滝と新緑もいい。いろいろ調べて沢沿いに林道や山道がある東海自然歩道になっている
大滝沢を歩いてみることにした。
国道246から中川温泉方面に右折して丹沢湖に近くなると、道沿いの桜はまだ残っており、ダムの対岸の山肌は
白い桜の塊が点在し、丁度いい時に来たようだ。時々、車を止めては山桜風景を写しながら行く。
中川温泉を過ぎて、箒沢隧道手前の大滝キャンプ場の看板のところから、左に入ってゆく。すぐ、林道があるが
道が悪そうなので、大滝キャンプ場に車を止めさせていただく。
右に大滝沢を見ながら行く。最初は
大したことないが、ゲートを過ぎたあたりから、断層(?)や地層の境界模様の一枚岩の上を清流の小滝が続き、
素晴らしい。大滝沢はまるでミニジオパークのようである。橋を渡ると、対岸に淡い芽吹きの新緑の中にミツバツツジ
が点在している。また、足元を見るとヒトリシズカ、ムラサキケマン、スミレ、ネコノメソウが咲いている。
やがて、畦ケ丸への山道が左に入って行っている(map-A)。
林道の先の山桜の咲く山々の撮影は帰りにすることにして、山道に入ってゆく。杉林を行くと、水音が高くなり、大きな滝かな
と思い、下をのぞくと、一枚岩を滑るように小滝が流れている。その上流は河原に降りられそうなので、ひと登りした後、
杉林を下って河原に降りてみた(map-D)。大きい音は堰堤の水音だったが、花崗岩であろうか岩をなめる水流が美しい。
山道に戻って、谷が深く左側が切れている山道を緩やかに登ってゆく。堰堤を越えると、左下に危なかしそうなトラロープ
のついた小道が下っている。大滝の滝つぼに降りる道のようだが、パスして上から大滝を写すことにする。
そこから、少し進むと、瀬音が聞こえ、木々の間から滝が見えてくる。
白布のような滝で美しいが、木々が邪魔して、まともに写せるのは、上の写真のように、滝つぼのあたりだけであった。
この後堰堤を越えると、道は丸太橋で大滝沢を越え、もう一度、大滝沢を丸太橋で渡る。この二個目の丸太橋あたりは
花崗岩の岩盤に小滝や滑めがあり、美しい流れとなっている。この先は鎖場の斜面である。ここで終わりにしょうかと思ったが
鎖場の先にはどういう風景があるだろうとか、という想いに負けて登ってしまった。左下が切れている山道をしばらくゆくと
河原に出で、丸太橋が見える。水も少なく、河原も平凡なので、ここで引き返すことにした(map-B)。
畦ケ丸への山道入口(map-A点)に戻り、林道からの山桜風景を探して30分位上がってみることにした。5分も行くと、右側が
広場となり、大きく開け、周囲の山肌には山桜が点在している。この先も桜があるのではと期待して進む。mapの等高線550の活字のあたりから東側の桜の点在する山が見えた程度で、期待したほどでなかった。しかし、時期が終わっているが、杉林の中は結構ミツマタの群生があり、ミツマタの花の頃はよさそうであった。
(地図・ガイド)
・歩いたコース(map)---クリックすると拡大します。
(コースタイム)
キャンプ場9:40---畦ケ丸山道入口(map-A点)10:08〜14---河原(map-D)10:30〜50---大滝上10:57〜11:04---
鎖場付近11:15〜45---map-B点12:12---畦ケ丸山道入口(map-A点)12:36---map-C点13:20 ---キャンプ場14:17
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